電源コードのリスク

2023.12

お家の中には多くの電化製品があり、それぞれの電源コードも多種多様に存在します。スマートフォンは一人に 1台は当たり前で、複数台を持つケースが増えています。冷蔵庫やテレビ・洗濯機に加えて、ノートパソコンや様々なタブレット・ポータブルゲーム機など、以前に比べると一般家庭でコンセントに繋がる電気機器の数は大きく増えています。

そのような生活環境で暮らすペットにとって、従来には無かったリスクが存在します。遊び盛りの子犬の場合、おもちゃ代りに電源コードを噛んでみたり、口にくわえて引っ張ったりする事もあり得ます。もしも、飼い主が気づかないうちにペットが電源コードを噛んでその被覆を傷つけてしまうと、漏電や最悪は火災の原因となる恐れもあります。さらに、電源コードを食いちぎり誤飲する可能性も考えなくてはなりません。このようなトラブルを回避するために、使わない電源コードを片づけておく事や、多くのケーブルがある場合は、配線ケーブルカバーで覆う事、スパイラル配線チューブなどを使って配線を束ねて保護する事も有効です。これらの部材は、DIYのお店やネット販売で容易に手に入ります。

無用のトラブルを防ぐために、この機会にコンセント周りの電源コードを確認してください。ペットによる電気事故やペットの誤飲は、あなたのほんの少しの注意や予めの対応で防ぐ事ができます。大切なペットを感電事故から守り、お家の電気火災リスクを減らすために、どうぞご検討ください。