2024.03
しかし、機内預けとなっていたペット 2頭は、残念ながら貨物室で絶命してしまいました。引火性の強い航空燃料の残る機体から、一刻も早く退避しなければならない状況で、貨物室に残るペットの救出は困難であったと思われます。航空会社によっては、稀にペットを客室に持ち込みができるケースもあるようですが、飛行機から一刻も早く安全に退避するために、手荷物を一切持たないで、急いで降機しなければならない状況で、ペットのキャリーバッグを持ち出す事は、緊急避難のリスクにもなります。今回の悲しい事故から、飛行機で旅行する際にペットを預けると、このような悲劇が起こるリスクがある事を理解しておく必要があります。
これらの事を考えれば、ペットの飛行機での移動は、必要最低限にとどめる方が良いと思われます。今回の羽田空港での痛ましい航空機事故で殉職された海上保安庁 5名の職員の方々、そして日本航空機内で不幸にして亡くなったペット 2頭の尊い命のご冥福を心よりお祈りいたします。